九州大学大学院医学研究院眼科分野 九州大学医学部 眼科

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Interview04 どんな知識も必ず患者さんに還元することができる 石龍悠 新潟大学(H25卒)

好奇心の向こうに

顕微鏡の前で笑顔で写真に写る石龍悠さんと男性

 2年間の眼科医としての臨床研修を行ったのちに、九州大学医学研究院の基盤幹細胞学分野(中島研)という教室に博士課程大学院生として入学しました。九州大学眼科で多くの先生方が大学院へ進学されていますが、進学先の選択肢としては、主に当眼科学教室、学内の基礎研究室、学外の研究室へ国内留学が挙げられると思います。
 その中で学内の基礎研究室を希望、進学し、3年あまり経過しました。中島研では、すごくざっくりいうと、脳の発生や、脳、及び脊髄の再生をメインテーマとして研究されておりますが、現在の私のテーマは網膜の発生についてです。脳の研究室で網膜の研究ってどうなんだろうと思われるかもしれません。確かに細胞培養ひとつとっても、最初は何かと大変でした。しかし学内ですので、いつでも眼科の先輩方にアドバイスをいただくことができますし、何より中島研の先生方が大変経験豊富でいらっしゃるので、今のところ必要な実験は問題なく行えています。新しい実験系を立ち上げるという難しさの反面、網膜は脳の延長にある臓器ですので、脳で起こっている現象が網膜でも当てはまることもあり、眼科の研究室とは異なる視点からアプローチできるという強みもあると思っています。また、他分野の研究者、学生と同じ環境で研究できるということは、いろんな意味でとても刺激的です。
 有名雑誌に投稿したい、イノベーションに貢献したい、全く新しいことに挑戦したいなど、志高い人はもちろん、臨床と比べて時間的融通が効くという側面を利用して、大学院中に子育てをしたいなど、様々な動機があって良いと思います。一緒に眼科基礎研究を盛り上げていきませんか!

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