2022年4月より長崎県対馬病院眼科診療のため単身赴任中の入局7年目の森雄二郎です。
今回は離島対馬での生活や診療についてご紹介します。
対馬市は長崎県に属する人口約3万人の離島であり、福岡市から飛行機で30分、高速船で2時間、フェリーで5時間とアクセスは抜群(天候不順による欠航を除けば)で韓国と最も近い国土になります。コロナ禍となる前は韓国から年間40万人ほどの旅行客が来ていたそうです。
対馬病院は2015年に2つの病院が再編統合し新築移転、対馬空港より車で5分ほどの場所にある275床のとても綺麗な総合病院になります。
島内における入院対応施設としては北端にある長崎県上対馬病院(60床)との2施設であり、地域医療枠や自治医科大学出身が多く、九大や福大、長大からの派遣は少数となっています。
対馬病院の眼科診療ですが、毎日朝8時から11時半までが外来受付、予約制ではあるものの新規や予約外再診患者さん含め先着順での診療となっており、開院から待合は混雑、多いときには40人を1人で診察します。外来スタッフに視能訓練士はおらず、看護師3-4人で眼科検査を担当してくれています。また毎週水曜は山道を車で1時間半かけて上対馬病院まで診療に赴き、診療を行っています。
手術は5月より開始し、月/木曜日の午後から1日3件で、白内障、翼状片、眼瞼皮膚弛緩や結膜弛緩症などを行っております。また注射やレーザーなどの処置/術前検査を火/金曜日の午後から行っております。
平日は定時での出勤退勤、休日はオフになり、自然豊かな対馬での登山やマリンスポーツをしっかり満喫しています。また週末は帰福もでき、福岡で週末を過ごすことも多々あります。
離島医療をしてみたい方、アウトドアが好きな方、新鮮な海鮮やジビエが食べたい方、自分の時間をしっかり持ちたい方にはとても恵まれた環境の関連病院になります。