九州大学大学院医学研究院眼科分野 九州大学医学部 眼科

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九州医療センター

 入局2年目の弓削昂大です。自分が働いている九州医療センターは福岡市中央区のドーム球場の隣にある病院です。全国140の病院からなる国立病院機構の病院で、42の診療科を擁する地域の中核病院となっています。眼科はスタッフ2名、レジデント2名に加えて視能訓練士さん、看護師さん達で日々の診療を行っています。

外観

外来

 外来は月水金の週3日行なっており、外来患者数は1日で大体70~80人程度です。定期通院中の方の再来に加えて、近くの眼科からの紹介の方や、院内紹介の方を診療しています。白内障や緑内障、結膜炎、ドライアイといったcommon diseaseや、院内に内科や膠原病内科、神経内科・脳外科があることから糖尿病網膜症、シェーグレン症候群、脳梗塞・脳出血などの頭蓋内疾患の方のコンサルトが多いです。他科との連携治療が必要となる患者さんもいらっしゃいますが、スムーズな連携が可能で、各診療科との垣根の低さもありがたく感じています。各種視野計や光干渉断層計などの検査機器は一通り揃っておりますが、一昨年より広角眼底カメラも導入され、より一層画像検査の幅が広がっています。

 手術は火木の週2日あり、白内障手術、緑内障手術、黄斑前膜や網膜剥離、増殖糖尿病網膜症などに対する硝子体手術を主に行なっています。私は白内障手術に加えて翼状片や結膜弛緩症の外眼部の手術を執刀しています。先生方のバックアップのもと、難症例の白内障手術も執刀する機会を与えていただいており、確実にスキルアップしている実感があり非常に充実しています。

手術室

PayPayドーム前

 夜間休日はオンコール体制ですので、趣味で気分転換したり、家でゆっくりするなど自由な時間も多いです。診療後にみんなで病院から徒歩1分のドーム球場へ野球観戦に行くこともあり、とても楽しいです。

 また学会や研究会などにも積極的に参加しています。4月には日本眼科学会で発表し、5月には近視学会、九州眼科学会に参加し、最新の知見に触れることができました。普段の診療で使える知識も多く学ぶことができ、早速活かしていきたいと思っています。
 以上、九州医療センターより弓削がお送りしました。

学会

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