九州大学大学院医学研究院眼科分野 九州大学医学部 眼科

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Interview06 違う視点から日本を見ることができて良かったと思います。 納富昭司 福岡県出身 九州大学(H17卒)

多国籍なラボ

複数人でミーティング

九州大学眼科では海外留学を経験された先生がたくさんおられます。私の場合は以前に私の先輩が留学されていたマサチューセッツ眼耳鼻病院(Massachusetts Eye and Ear Infirmary: MEEI)の研究室を紹介してもらいました。MEEIはハーバード大学の眼科領域の臨床・研究部門が集結した総合的な病院で、アメリカ国内でも非常に高い評価を受けている病院です。
アメリカの医学研究費は日本のおよそ10倍とも言われます。その豊富な予算もあって世界中からリサーチフェローが留学して来ます。医師もいれば基礎研究者もいます。私が所属していたMEEIの血管新生研究室ではギリシャ人の眼科医が指導者で、ラボメンバーにはギリシャ人、アルゼンチン人、シリア人、中国人、ベトナム人、そして日本人と多国籍なフェローで構成されていました。多国籍なラボでしたが、私以外にも日本人の先生がいたので心強い限りでした。また、ボストンにはマサチューセッツ工科大学、ボストン大学、タフツ大学などもあり、眼科医だけでも10人以上の日本人がいましたので時々開かれる親睦会を楽しみに頑張っていました。
留学を体験して、生活面でも医学研究の面でも文化の違いを知ることができ、違う視点から日本を見ることができて良かったと思います。また大勢のラボメンバーと共に研究する中で、技術的な事だけでなく積極的にアイディアを共有し議論する大切さも改めて感じることができました。これからの先生にも是非留学を体験して、眼科医人生に役立てて頂きたいと思います。

留学後の臨床

九州大学眼科には留学経験のある先生が多く、留学後の臨床医としてのキャリアも整備されています。私の場合、留学後すぐに市内の関連病院で手術の研鑽を行った後、現在は九州大学病院眼科の病棟主任を務めています。業務としては手術治療を行う患者さんのマネージメントおよび専門性の高い疾患の検査・薬物治療などを行っています。また眼科専門医を目指して研修する先生達の指導や難しい症例についてのカンファレンスも行います。急患の対応も多く、忙しい日々ですが若い先生達にパワーをもらいながら頑張っています。
一度の人生で留学も体験して臨床も頑張りたい方はぜひ九大眼科へ!

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