まるわかり視能訓練士

視能訓練士をご存知ですか?

視能訓練士とは…
 「視能訓練士法」に基づく国家資格を有した医療技術者です。

視能訓練士9人の集合写真

 当院の視能訓練士は眼科一般検査のみならず、臨床試験・治験にも携わり、最先端の医療機器を使用した検査など幅広く行っています。 私たちは医師と密に連携をとってエビデンスに基づく医療実践のため、一人一人が責任を持って検査に携わっています。機器の特長、利点を正確に把握し、検査を行うことで迅速に診断、治療に繋げていくことをスタッフ一同心掛けています。

 また、臨床以外にも、学会や勉強会への参加を積極的に行っており、定期的に症例検討等も行っています。各々が志を高く持ち、日々進歩していく医療技術に対応できるよう日々研鑽を重ねています。

講堂の前に立ち話をする人と、座ってそれを聞く多くの人

両眼視機能検査

 両眼視機能とは、立体感や奥行き感など3Dを感じ取る能力のことです。両眼の視力や眼の位置が正常でないと、両眼視機能は不完全になります。当院では、近見立体視検査表や大型弱視鏡などの様々な機器を用いて、眼の位置や両眼視機能の検査をしています。また弱視や斜視では、治療によって維持または、改善したかを定期的に評価しています。

機器を使って患者の目の検査をする女性の視能訓練士
母親の膝に座った幼児の目の検査をする女性の視能訓練士

画像検査

 さまざまな画像機器を用いて、病気の発見・治療方針の決定・治療効果の判定など診断につながる検査を、私たち視能訓練士が行っています。

  • ・眼底検査:眼球の奥にある血管・網膜・視神経を調べる
  • ・眼底三次元画像解析(OCT)検査:赤外線を利用して網膜の断面を画像化し、三次元的にとらえる
  • ・蛍光眼底造影検査:蛍光色素を含んだ造影剤を腕の静脈から注射し、眼底カメラで眼底の血管異常を検出する
機器を使って患者の目の検査をする女性の視能訓練士
機器を使って患者の目の検査をする女性の視能訓練士

視野検査

 視野検査とは、見える範囲と網膜の感度を調べる検査です。当院ではゴールドマン視野計とハンフリー視野計の2種類があります。
 視野検査によって、眼、視神経、脳などの沢山の病気が発見されます。正常な人では、片眼につき上方に60度、下方に75度、鼻側に60度、耳側に100度という広い視野を持っています。多くの眼の病気は、早期発見、早期治療により失明を防ぐことができます。眼科で定期検査を受けることは非常に大切です。

機器を使って目の検査をする女性の視能訓練士

ロービジョンケア

 患者さんの残存している視機能を最大限活用し、日常生活の充実を図るケアのことをロービジョンケアと言います。
 当院でのロービジョンケアには遮光眼鏡、拡大鏡、単眼鏡などの選定や見えづらいことで生じる就学、就労に関するお悩みの相談、関連施設の情報提供などがあります。じっくりと患者さんのお話をお聞きするため当院では完全予約制にて問診、検査、選定を行っております。所要時間はお一人1時間~2時間程度頂いております。

ペンで用紙の文字を指す男性視能訓練士と、それをルーペを使って見ている女性患者

視能訓練⼠のいちにち

入職4年目の1日

 入職して4年目になりました。
 日常検査業務にも慣れ、昨年度は初めて学会発表を経験しました。
 学会発表に向けてのテーマ決め、症例集め、統計解析など初めてのことばかりで不安でしたが、視能訓練士の先輩方や先生方が親身になってサポートしてくださり、発表を無事終えることができました。
 今年は発表したテーマの論文を執筆しています。臨床研究の経験は大学病院勤務の特権だと思います。
 これからも挑戦していきたいです。

時短勤務(入職9年目)の1日

 育休から復帰して2年目になりました。
 九大病院は産休育休、時短勤務、看護休暇等充実しているため子育てしながらでも働きやすい環境になってます。
 現在時短勤務のため9時に出勤して、16時45分に退勤してます。
 子育てしながら働けるのも視能訓練士の皆さんの理解があってのもので、皆さんに感謝でいっぱいです。
 これからも挑戦していきたいです。

関連ページ

  • スタッフ紹介
  • 研究業績
  • 九大眼科が主催する研究会
  • 教室員の学会・研究会での発表情報
  • 教室の沿革
  • 関連病院
  • 研究室紹介
  • 河村藤吉画伯の眼病図譜

関連リンク

  • 九州大学病院眼科初代教授 大西克知と狩野文庫